Production-ik

洗車の基本は水洗い

 ワックスやコーティングをしている車であれば汚れは付きにくいですし、雨が降って軽く埃かぶってるだけであれば、手間のかかるシャンプー洗車をしなくても、水洗いだけでいいやって思うこともありますよね。
 でも・・・

 

水をぶっかけて

 

ふき取る

 

以上!!

 

 って方もいらっしゃるのでは?

 

 

 そのやり方はアウトです。

 

 洗って綺麗にしているつもりが、車に傷を付けてしまっています。

 

 

 正しい水洗い洗車の方法をご紹介します。

 

準備するもの

 

シャワーノズル

 

マイクロファイバークロス

用途に応じて色を替えると失敗しません。

 

バケツ

 ボディ用とホイール用で分けて用意しましょう。

 

拭き取り用クロス

 個人的に合成セーム革の拭き取りクロスがお気に入り。マイクロファイバークロスでも代用可

 

作業用足場台

 あれば超絶便利! 特にミニバンなどの大型車ユーザーは必須!!

 

長靴

 これが無いと足がビショビショに。

 

 これらは洗車をする上で必ず必要になる基本道具ですので、出来れば全て揃えましょう。

 

 以降の記事は、これら基本道具に加えて必要な物を紹介します。

洗車に最適な時間帯

 広いガレージの中や洗車用ブースで出来るならいつでもいいですが、ご家庭でそんな環境をお持ちの方はごく一部です。
 私も含め、大多数の方は屋根のない屋外で洗車される事でしょう。
 ならば気を付けなければならないのは「熱」「直射日光」です。
 熱は塗装を柔らかくするので傷が付きやすくなってしまい、直射日光は水滴がレンズのような役割となって塗装に深刻なダメージを与えます。
 また、熱や日光によって水がすぐに乾いてしまう事も問題となります。
 よって、洗車に最適なのは朝・夕・曇りの日
 冬場ならそこまで神経質になる必要はありません。

実践!!

まずは足回りから

 外から見える部分で一番汚れているのはホイールやタイヤハウスなどの足周り。
 タイヤハウスには泥や砂利がありますし、ホイールにはブレーキダスト(ブレーキパッドのカス)が大量に付着しています。
 ボディを綺麗にした後に足周りを洗うと、せっかく綺麗にしたボディに泥やブレーキダストが飛び散ってしまうので、足回りを先に洗ってやりましょう。
 ノズルをストレートにして砂利やブレーキダストを落とした後、シャワーに切り替えて水を流しながらブラシやウエスで洗います。


 ウエスを使用した場合、ここで使ったウエスはボディには絶対に使わないで下さい。
 ボディが鉄粉まみれになってしまいます。
 使い古したウエスやぼろ雑巾で十分。

 

ボディは水を大量に!


 水と汚れは上から下に落ちてきますので、屋根から水をかけて下さい。
 濡らす程度ではなく、これでもかという程大量に水をかけましょう。
 水をかけただけで落とせる埃や汚れは落としきるに限ります。
 その為、水圧の強い「シャワー」や「霧」を使います。
 ノズルをストレートにして鳥のフンを飛ばしたり、ノズルの切り替えをうまく使いながら流しましょう。

 

 水をかける事のメリットはもう一つ。
 塗装表面の温度を下げて、塗装を冷やし固める事ができます。
 特に黒などの濃色車の場合は昼間の日光の熱が溜まり、夕方でもボディ表面が温かい事がありますが、水で冷やす事によって洗車キズが付きにくくなります。
 手で塗装面を触って暖かいと感じなくなるまでかけ続けます。
 洗っている間、ボディが乾いてはいけません。
 乾くと水垢になり、とても厄介ですし、洗う意味がありません。
 また、水をかける時、ホースが車体に当たらないように気を付けて下さい。
 地面で砂まみれになったホースが車体に当たると確実に傷になります。

 

クロスも水を流しながら

 マイクロファイバークロスの出番ですが、水を流しながら洗います。
 あまり汚れていない食器を水洗いする時も、水をかけて拭くだけなんて方は少ないはずです。とりあえず手できゅっきゅとやりませんか?
 車も同じで、水をかけて拭くだけなんてあり得ません。

 

 何度も書きますが、水と汚れは上から下に落ちてきますので、屋根から洗っていきます。 
 ノズルをシャワーにして、マイクロファイバークロスとボディの間に水を入れ込むような感覚で水を流し、軽い力で洗います。

 一人で撮影したので右手が使えませんでしたが、この状態でボディの上を軽く滑らせます。
 ゴシゴシやったら傷になるのでやらないように。
 また、シャンプー洗車と違ってどこをクロスで洗ったか分かり辛いので、1パネルごとに丁寧に洗いましょう。
 拭き取りの時に汚れが残っていたら洗い直します。

 

 これも何度も書きますが、車を自然乾燥させるのが一番ダメです。
 クロスを滑らせている所だけに集中してしまいがちですが、屋根を洗ったら全体に水をかける、ドアを洗ったら全体に水をかける・・・という風に、常に濡れた状態を維持して下さい。

 


 新品のクロスを使いましたが、水を流しながら滑らすだけでこんなに汚れが付着します。
 時々バケツの水でバシャバシャとクロスを洗いましょう。

 

一気に拭き上げ

 全体を洗い終えたら、乾かない内に一気に拭き上げます。
 私は「プラセーヌ」や「ユニセーム」などの合成セーム革を使用しています。
 ただ、これらは乾くとカチカチになるし、滑りが良くないという理由で好きではない方もいらっしゃいます。
 今後も研究の余地アリです。
 タオルは細かいケバケバが残るのでやめておきましょう。

 水滴が乾くと水垢になるので、スピード命で素早く拭き上げて下さい。

 

水洗いだけでこんなにきれいに★

 雨が降ると大気中の塵や黄砂、対向車による巻き上げられた水しぶきなどにより、車が埃まみれになりますが、コーティングやワックスをしていれば水洗いだけで綺麗にする事ができます。


 特に10万円前後の高級ガラスコートを施工しておられる方は、雨が降った後の水を自然乾燥させる事は厳禁となり、ノーメンテだと保証も無効になります。
 ワックス不要というだけで、洗車不要という意味ではありませんので、雨の後は必ず水洗い洗車してください。

 

 綺麗な車だと気持ちも引き締まります。
 シャンプーを使うまでもない軽い汚れの場合は、水洗い洗車をしてみましょう!

 

style="display:inline-block;width:300px;height:250px"
data-ad-client="ca-pub-7040868458674960"
data-ad-slot="2634942265">

page top