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ダメなシャンプー

 一言でカーシャンプーと言っても、巷には何十種類も発売されていて、量販店に置いてあるだけでもどれにしたらいいのか分からないくらい多くて悩みますね。

 

 洗うだけでワックス効果があるもの、洗うだけで鉄粉を溶かしてくれるものなど多種多様。

 

 カーシャンプーの役割で最も重要なのは、「」です。
 泡がボディーとスポンジの間でクッションとなり、摩擦を少なくして洗車キズを防止してくれます。
 そして、水洗いだけでは落ちない油汚れを落とす事もできます。

 

 まずは、使ってはいけない物を紹介します。

ワックス入りシャンプー

 私が最も使えないと思っている製品群です。
 面倒くさがりで、洗ったら全部おしまいにしたい!!という方にはいいのかも知れませんが、お勧めはしません。
 油分を落とす洗車と、油分で保護するワックスは対極に位置する言わば「水と油」です。
 洗浄効果もワックス効果も撥水性もどれも中途半端。泡立ちも良くありません。
 最もダメなのはガラスに油膜が出来てしまうので、雨の日の夜なんかはギラギラして前が見えず危険です。
 そしてワックスの耐久性もないので、雨が降ったらワックス効果もほとんどなくなります。
 さらにコレが致命的ですが、ブレーキ周りにシャンプーが付着すると、ワックス成分で滑ってブレーキの利きが悪くなります。「ブレーキディスクやパッドに100%付着させず洗うことが出来る!!」のであれば止めませんが、私には無理です。

 

研磨剤入りシャンプー

 「水垢落とし機能付きカーシャンプー」として売られていますが、要はシャンプーに超微粒子コンパウンドが配合されています。
 洗いながら水垢を落としてくれるというスグレモノ。
 超微粒子とは言え研磨剤が入っていますので、ヘタすると洗いながら傷を付ける事になります。傷を防ぐ為にシャンプーを使うのに、シャンプーに研磨剤が入ってたら防ぎようがありません。
 特にコーティング施工している車には絶対に使わないで下さい。
 せっかくのコーティングが無くなってしまいますよ!

 

鉄粉除去シャンプー

 鉄粉除去剤とシャンプーが一体化した製品の事で、洗いながら鉄粉除去ができるというもの。
 これもお勧めできません。
 当然ですが鉄粉除去剤単体と比べると明らかに性能が劣ります。線路脇に駐車しているなど鉄粉が多く付着する場合は、素直に鉄粉除去剤を使った方がいいでしょう。
 また、鉄粉除去薬剤がゴムや樹脂パーツに悪影響を及ぼします。シャンプーに配合されている以上、それらのパーツだけ避ける事ができません。
 白化やヒビ割れ、色むらの原因となります。

 

 

 

 以上のように、「洗いながら○○効果!」的な物は基本的にお勧めできません。
 洗車にこだわる方は特に、カーシャンプーは洗う事に特化した物がオススメです。
 余計な物が入っておらず、泡立ちと泡切れが良いものが最適です。
 余計な物が入っていないので価格も安価です。
 車のカラー指定をしているものがありますが、全色対応の物が望ましいです。

 

 

次回は「お勧めカーシャンプーランキング」!!

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